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先っちょ男子、出会い系と風俗に憧れて

彼女のいない男性が妄想を垂れ流す

2ちゃんで出会った頃の話。リリーフの先っちょに。

 出会いに餓えているというのは私の事だが、実は今から10年ほど前に2ちゃんねるの出会いスレでメル友を募集した事がある。

 

今でもあると思うが、当時はまだまだメール全盛期。スマホなんて存在しないのだから、必然的にパソコンメールを晒して異性との出会いを募集という流れになる。

 

私も当時は若かりし、ヤリたかりし、ああ青春の時代。まだ万戸も触った事が無く、見た事があるのはアダルト動画という時代だった。

 

正気を失っていた私は、使い慣れていた2ちゃんのメル友募集スレに魂の叫びを投下。趣味や住んでいるところをガンガン書き込み、スペックでひたすらアピール。女の子と少しでも仲良くなれるのではと夢をみた。

 

かなりいたずら等もあり、今にして思えば出会い系サイトにでも登録したほうが早かったと思うのだが。当時は2ちゃんが私の全てであり、信用できるツールだったのだ。

 

そして返信があった。なんと20代後半の女性だった。

 

釣りという概念があったので、これは見事に釣られていると思うしか無かった。2ちゃんで出会いを求めて彼女が欲しいといっている男も、こう言う時には矛盾を抱える。2ちゃんに女なんていねーよと。

 

しかし、彼女側が積極的だった。

 

「ちょっとよかったら電話してみない?」と来たわけである。電話なんてしたら、ネカマ出と言う事がバレるのに何を考えているんだこいつ・・と思った。僕は男性なので問題ないが、相手は女性のはず。

 

本気で女なのかもしれないと思うようになった。そこで思い切って電話番号を交換。

 

あっという間に電話をする流れができたのだ。そして電話がかかってきた。ちなみに僕から電話を掛けていないのは、節約しておきたかったからでクズw

 

女に電話代を持たせると言うのは、ゲスの極み乙女なんだけどホンモノか不明な女性に電話代を払えるかという思いだ。

 

そこから電話をかけてくれる相手も相手なんだけど。電話に出ると、なんとも可愛い声の女性。

 

出会い目的で出会ったとは思えない、その美しく可愛い声はもはや天使だと思った。私のティムティムが反応しており、彼女に対して勝手に好意を抱き始めた。

 

そして話が進み、実際に会う約束になったのだ。まさかの2ちゃんから出会いに繋ぐと言う奇跡。そういう話がある事は知っていたが、まさかこんな可愛い声の女の子と出会うチャンスが来ると思っていなかった。

 

だから私は会う事を決意した。

 

世の中には絶対にひっくりかえらない試合がある。9回ウラ、ツーアウト。10点差でリードしている状態から、誰が負ける事などを想像するだろう。

 

これは勝ちゲーム。押さえ投手がリリーフに上がるまでもなく、なかつぎおさえで十分なレベルなのだ。沢村の当番なしで行ける。

 

さあ、出会いの当日だ。

 

待ち合わせ場所に行き、電話に届くメールのチェック。

 

そしてメールに到着の合図が入る。約束していた雑貨屋の前に足を運ぶと、お互いが会えてしまうシステムだ。これが出会い系の奇跡、奇跡オブ奇跡。

 

 

しかしここから見る光景は、9回裏からの守護神大炎上。満塁でランナーをすべてホームランで返されあっというまに1点差。会った瞬間に1点差。

 

トドがそこにいたのだ。かなり不細工な。

 

先走った性欲、先走った性の夢はここで無情にも壊れた。しかしフラフラの状態だろうと、マウンドを託された私は立ちつくした。俺が倒れたら、誰がマウンドを守るのだ。

 

巨漢なので、若干おっぱいには期待できた。期待できるけど、顔は絶望的だった。

 

さっそく出かける事になる。特にどこに行くわけでもないが、彼女は行きたいところを言い出した。「お腹空いたね」と。

 

 

会ってほとんど話してないが、このブスいきなりメシの話かい!と突っ込みを入れたくなった。可愛い子の食べる話は可愛いのに、ブスの食事の話になると激しく怒りそうになった。

 

メシの流れって、おれが奢るみたいな流れじゃねーだろうなと。

 

朝から会ったので、何も店など空いていないがモーニングを取る事にした。カフェに入ったら、メニューを見つめる巨漢トド。女子だけど。出会いってこんなもんなのかな。

 

女の子って「今おなかいっぱーい」とか言うんじゃなかったっけ。そう童貞の私は思った。

彼女はデカイサンドイッチをほうばり、美味しいと言いながら食べている。

 

 

この出会いを記念して殴りたい。殴れない。まだ続く僕の9回ウラ。延長戦は不可避だ。