そのままデート
前回の続きなのだけど、史上空前の不細工とは食後にドライブデートをする事になった。テンションダダ下がりしていくデートは、ほとんど記憶に無いけれどこの時ばかりは忘れられない。いや、忘れてなるものか。
とにかく太いので、これと言った妄想も膨らまない。出会い系サイトなどを通して異性に出会った場合、男性ならいつヤレるか、どのタイミングでホテルに誘うかといった下ごころで股間もパンパンなはず。
それがどうした事か。すでに出会った瞬間で満たされた(満たされてないけどw)ような気持ちになっていた。この出会いにお腹いっぱいであり完敗。(乾杯ではない)
とりあえず「すぐに帰宅したい」と女性に伝えるのは傷つけると思い、もはや何のために一緒にいるのかわからない時間を共にした。
とりあえず、とりあえず・・。とりあえずどこかに行ってはため息をつく私がいた。
そんな中で、見晴らしのいい山に車を走らせた。人気のない場所で、とても静かな空気。小鳥のさえずりなんかは聞けないけれど、妙に安心できる空間で散歩を楽しんだ。
これで可愛い女性なら、完全なるデート。完璧な思い出となるはずなのに。顔というパーツの違いで、これほどまでに差が出てしまうのかと思うと悲しくなる。
格差だ、デート格差。イケメンが可愛い子を連れまわしている間に、私は不細工を連れまわす。
なんという格差なのだろうか。
いや、逆にここまで心の汚い私と一緒いなければいけない彼女もまた、出会いに失敗しているといえる。
情報化社会において、ここまで他者と差がつくことはない。
しかし、私も男性であり童貞。散歩途中に、不細工の顔は見るに堪えなかったが太った身体を凝視してある事に気が付いていた。
太っている=おっぱいがでかいのだ。
顔さえ見なければ、普通に巨乳ランクの女性。もちろん、それに伴って胴周りも太いけれど。しかし私は童貞力を本格化させ、いやらしい目で見てしまった。
お乳のふくらみから、お乳を吸った時の事を考える。
ペロペロちゅーちゅー。
私は、とっさに思いついた。とりあえず手をつなげば少し気持ちが変わるかも。
最低だが、ここにきて身体目的で相手の事を好きになろうとし始めた。
好きになれば乳も揉めるし、おっぱいに吸いついても何も言われないと考えた。
私は決心した。手をつないでみようと。
何も言わず、デート中の不細工の手を取ってみた。すると彼女もまんざらではない。出会いを目的として、男の前に出てきた以上は彼女もその気なのだ。
私も出会い目的、身体目的。もはやストップにならない。
手をつないだまま車内に戻ると、少し甘えん坊モードに入った。にゃんにゃんプレイではないけれど、お互いに寄り添って発情の時を待つかのように呼吸をあわせる。
まず膝枕を要求することにした。女性の脚が好きな私は、ひとまず彼女の万古にちかい部分に顔をうつぶせた。
不細工でも何か思うところはあるのだろう。脚が太い事を気にしており、それに対して「全然大丈夫だよ」と思いもしない嘘を吐く私。
確かに太いのだけど、本当に良い意味で枕になっていたので私は気にしなかった。
そしてすかさずタイミングを見計らって、彼女の膝から見つめていた豊満なバストに触れてみた。
「こらぁ~」
と不細工の声が聞こえる。
まんざらでもねえくせして、このスケベ女がっ!
私は思い切り彼女のブラを上にずらし、太った腹の上にあるふくよかな乳房をあらわにさせた。
ちゅーちゅーちゅー。吸いついてしまった私は、不細工の顔を忘れおもむろに吸いつきまわす。
んふぅ~んふぅ~
舌先で乳首を転がし、我慢汁も出ていたであろう私は必死になって乳房に吸いついた。
「だめぇ~」
不細工でもこんな恥ずかしそうな対応をするものなのだなと思いながら。
童貞の乳吸いは、舌先だけはテクニシャンだ。幼い頃に覚えていた乳吸いは、いつまでも忘れない。死ぬまで忘れない。
バストの吸い方だけは、絶対に忘れない。